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暁善寺 春季永代経法要 2日目・7月の常例法座
2025.07.18
7月17日(木)暁善寺春季永代経法要2日目・7月の常例法座が勤修されました。
本日は苫小牧市真宗寺の副住職、朝倉 恵昌 師 がご法話されました。
朝倉先生は昨年の4月以来2回目のご縁で、優しい人柄がにじみ出る、わかりやすいご法話でした。
10時から本堂の内陣の阿弥陀さまの前で『仏説観無量寿経』、法名軸の前で『讃仏偈』をお参りしました。
午前のご法話の内容は『二河白道』*(浄土往生を願う衆生が信心を得て、浄土に往生していくすがたを表した譬え)でした。
二河白道の譬えを可愛らしいイラストで表現しながら、阿弥陀如来様のお救いにおまかせをするという確かな道をお話しいただきました。
13時から本堂の内陣の阿弥陀さまの前で『仏説阿弥陀経』、法名軸の前で『重誓偈』をお参りしました。
午後では、日常会話の中には多くの仏教用語があるという話がありました。(来客があり、少し法話の中抜けをしました)
「ホラを吹く」ということは、現在は「おおげさな嘘をつく」という意味であるが、
その言葉の元になった「法螺を吹く」とは螺貝で作った楽器が良く響き、遠くまで音が届くので、
お釈迦様の説法が遠くまで響き渡る様を喩える為に用いたと言われます。
このように意味が途中で変化し、変わっていった言葉は他にも多くあります。(例:往生など)
私たちは阿弥陀さまのみ教えを聞き、今まで引き継がれた先人と同じ思いを繋げていく。
阿弥陀さまのみ教えをそのまま「お聴聞」し、阿弥陀さまから賜った「ご信心」を、
「わが名を称えて聞いてくれよ」という阿弥陀さまの「ご催促」を
そのまま「ご相続」させていただくこと。
その大事さを確かめさせていただいた永代経法要でした。
下の写真は、今月のお斎です。
あと、旭川の布教に行ってきた若々院がスイカを買ってきてくれました。
常例法座は仏さまの話を聞き、みんなとお食事し、楽しいひとときを過ごすみなさんの居場所です。
是非、初めての方も立ち寄ってください。
*二河白道とは… 旅人(私)が西へ進んで行くと、何もない荒野で南に火の河(怒り)、北に水の河(欲望)が現われます。
渡るには、二つの河の真ん中に見える一筋の白い道(白道)を行くしかありません。
しかし、火と水は白道へ押し寄せて、しかも後ろからは賊の群れや、悪獣(様々な誘惑)が甘い言葉で誘いつつ、自分を殺そうと迫ってきています。
前に進んでも、後ろに下がっても、そのまま止まっていても死を免れない中で、
意を決して白道(南無阿弥陀仏のお念仏)を渡ろうとすると、
東から(お釈迦様が)「その道を進め」という声、
西から(阿弥陀さまが)「すぐに来きなさい。あなたをずっと守りますよ」という声がするのです。
その声に従い、その道を渡ると、難をのがれ善き友と遇うことができた。