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暁善寺 春季永代経法要 1日目
2025.07.16
縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせ と呼びます 中島 みゆき 『糸』 7月16日(水)13:00から暁善寺春季永代経法要を勤修致しました。 暁善寺の永代経法要では浄土三部経を読経するのが定番です。 1日目は本尊前で『仏説無量寿経』、その後、永代経の法名軸の前で、『讃仏偈』をお参りしました。 「永代経とは…」ということで、私、副住職がご法話をしました。 永代経は亡くなった方を偲び、ご縁としながら、この私が阿弥陀さまのみ教えに出遇い、いのちの行方を考え、聞いていく。 中島みゆきさんの「糸」の曲を聞いてもらいながら、布を織り上げる時、必ず張るのが縦糸。縦糸がしっかりしないと、バラバラになる。 仏教は時代が変わろうが国が違っても生きるもの全てのいのちに大事な変わらない教えが経(スートラ、修多羅)(縦糸)で、 私たちは色々な方に出遇い、色々な出来事に出遇い、色々なことを考えさせられる。出遇いも受け止め方も、そのひとつひとつが横糸であり、 織物としてみると、数限りないいのちが多くのバトンを繋いでこの私に受け継がれ、私のいのちに組み込まれ、融け合っている。 私のいのちはひとりで生まれてひとりで死んでいくのではなく、多くのいのちが私にはたらいていることに気づかされるのが、仕合わせと呼ぶのかもしれません。
その後、参詣者の皆さんで茶話会をして、終了予定時間をオーバーしながら、楽しい時間を過ごさせていただきました。 明日は10時~15時、永代経法要2日目です。苫小牧市から朝倉 恵昌布教使がご法話されます。 皆さんのご参詣をお待ちしております。